
カーポートは外構づくりに欠かせない存在のひとつです。
最近は実用性だけではなくデザイン性も優れているため、さらに一目おかれている方も多いのではないでしょうか。
ただ「本当に必要なのかな?」「つけなくても大丈夫?」と悩みますよね!
実際に後から「思ったより使い勝手が悪い…」と感じるケースも少なくありません。
そこで今回は、カーポートのメリットとデメリットを整理し、”後からの後悔”を防ぐ為のポイントをご紹介します!
カーポートのメリット
カーポートを設置すると、暮らしがぐっと快適になります。
雨や雪の日の乗り降りが快適
傘をささずに荷物の積み下ろしができるのは大きなメリットです。
また足元が濡れにくいので、ご年配の方や小さなお子様が滑って転倒の心配も少なく、安全に乗り降りできます!

車の劣化を防ぐ
鳥のフンや雨汚れ、PM2.5や黄砂から大切な愛車を守ってくれ、洗車の回数が減り負担を減らせます。
洗車の手間が減ることで環境にもエコで、時間の節約にもつながります!さらに余った時間で趣味や好きなことに時間が使えることも嬉しいポイントですよね。
紫外線や熱から車を守る
近年、異常な暑さが続いており、車に乗った瞬間に「熱くて座れない…空調が効かない…」と感じた経験は、誰もが一度は経験されているのではないでしょうか。
カーポートがあれば、直射日光を遮り、車内温度の上昇をある程度抑えられるため、エアコンの効きも良くなり、運転がより快適になることが期待できるでしょう。燃費費の節約にもつながりますよね。
また、塗装や内装のシートの日焼けも守ってくれ車を⾧くきれいに保ってくれるのも嬉しいポイントですよね!
車以外にも活用できるスペース
カーポートは家族で過ごす屋外スペースとしても便利です。
車を守るだけでなく、夏場には直射日光を避け子どもを水遊びさせたり、屋外でのBBQなど、さまざまな使い方ができるのも魅力です。お家での時間を楽しむことで、家族の思い出も自然と増えていくのではないでしょうか。
家の外観を引き立て、目ためもより美しく見せる。
デザイン性にも優れた商品を選ぶことで、お家の印象をぐっと引き締めます。
建物や庭の雰囲気と自然に調和し、道行く人がつい目がとまる外観となるでしょう。

カーポートのデメリット
快適な暮らしを実現してくれるカーポートですが、設置前に知っておきたい注意点もありますのでデメリットを確認しましょう。
設置費用がかかる
機能性やデザイン性の高いカーポートほど費用は高くなるため、あらかじめ予算とのバランスを確認しておくことが大切です。
車のサイズ選びや高さの不足
カーポートの幅や奥行きが足りないと、車のドアが十分に開かず、乗り降りがしづらくなることがあります。
また、現在の車に合わせて設置すると、将来SUVやワンボックスなど大きな車に買い替えた際にサイズや高さに合わないことがあります。
車1台分で十分!と思って設置したものの、将来的にもう1台置きたくなったり、自転車やバイクの置き場に困ったりするケースがあります。
十分なスペースが確保出来る場合は、カーポートの幅や奥行きに余裕を持たせ、将来の車種変更や台数も見据えて設計することがポイントです。

設置場所による日当たり・風通しへの影響
設置する位置によっては、室内の日当たり が悪くなるケースがあります。さらに窓の近くに設置すると、特にすべり出し窓などは屋根や柱が干渉して開閉がしにくくなることもあるため、注意が必要です。
また屋根で風通しが悪くなり、室内の暑さがたまりやすくなることもあります。
対策としては、実際の日影や風の流れを確認しておくことが大切です。
さらに、透明度の高いポリカの屋根素材を選ぶ、建物から距離をとって設置するなどの工夫で、日当たりや風通し、窓の開閉のしにくさの影響を軽減できます。

隣地への影響・クレームの可能性
隣地境界線ギリギリに設置すると、雨水や屋根からの雪などが隣家に流れ込んでしまい、トラブルになる場合があります。また、設置場所によっては、日当たりや風通しが悪くなったと感じられる場合もあるため、隣地への配慮が必要になってきます。
トラブルにならない為にも、隣人への設置説明と同意を得ることがとても重要になってきます。
図面や写真で設置計画や影響・対応策をきちんと伝えることで、互いに安心して設置できますね。
おさらい
メリットとデメリットをふまえて選ぶことが大切!
ここまで読んでいただくと、カーポートには便利なメリットがある一方で、設置費用やサイズ選び、日当たりや風通し、隣地への配慮などの注意点があることをお分かりいただけるかと思います。
メリットとデメリットの両方を把握した上でカーポートの必要性を考えれば、より便利で快適な暮らしが実現しやすくなります。
また、建築基準法の改正に伴い、工事中に行政指導がはいることもあります。申請が別途必要になったりする場合があることもありますので、心配な方は事前に申請を提出しておくとより安心です。

















